サラリーマンプログラマから

転職活動を機に始める浅はかなブログ

Scrum開発のモチベーションの話

私がScrum開発をはじめたときにすごく考えたモチベーションについて書いていこうと思います。賛否あると思いますし、サラリーマンプログラマとして私が考えたことやチームに話したこととなるので当たり前だと思えることやエンジニアとしてどうなのかと思うことなどあると思います。

モチベーションを考える

モチベーションをコントロールする方法は、モチベーションを下げる要素を減らすこととモチベーションを上げる要素を増やすことの2種類があり、どちらも同じぐらい重要であると思います。私がScrum開発をはじめるときから考えているそれぞれの要素に関して書いていきたいと思います。

モチベーションを下げる要素を減らす

モチベーションを下げる要素として、私たちはプロセスの無駄だと思うこと納品物として以外に活用できないものをあげて、これらを減らすことを目標としました。当然ですが全てをなくすことはできないので、プロセスの無駄に関しては対応する時間を明示的に確保することで、納品物に関しては納品物であることを明確にしてやらされているのではなく、仕方なくやっていることとなるようにしました。実際にpaycheckというタグをつけていました。
これによりチームの雰囲気はよくなったと思います。

モチベーションを上げる要素を増やす

こちらはすごく考えました。仕事をする以上モチベーションを上げる要素は評価であり報酬であるべきだと思っています。しかし、現状のプロジェクトにおいて報酬があげられるわけではありませんでした。また、チームには派遣や準委任で参加していただいてる人もいます。こちらも契約単価もそうですが、何よりチームメンバの報酬を直接上げることはすごく難しい状況でした。これは今も変わりません。
それでも出来るかぎり何かできないかを考えた結果、スキルを提供することとしました。と言っても最新の技術を習得しているわけでもないですし出来ることにはかぎりがあるので、出来るかぎりメンバの市場価値を上げることに協力するという形となっています。現在は毎日1時間程度を各自のスキルを磨く時間としてもらっています。

まとめ

私自身のモチベーションが上がらないこともあって、チームメンバのモチベーションに関してよく考えられたのは良かったと思います。Scrum開発は開発チームが自律することが求められるため、各メンバの自主性や積極性がすごく重要になります。この部分に力不足な面はありつつもアプローチできたのはすごく良かったです。
また、自社では取り入れられていませんが、1on1などの評価に関する知識の必要性が実感できたのも大きいと思います。今後1on1などを実施するようになってもこの時の実感があれば、問題意識を持って実施出来るのではないかと思っています。