CSD研修に続いてCSPO研修も受講したので感想などを書いていこうと思います。
受講へのモチベーション
CSMとCSDを取得したので、コンプリート欲が湧いていたのが正直大きいですが、スクラムチームにおいてのPOは少し特殊な気がしていたので、もっと見識を深めて見たいと思い受講しました。 また、今回は主催者を前回までとは違うところにしてみたので何か違いがあるか体験してみて、今後への参考にする狙いもありました。
受講内容
基本的には講習と質疑応答で、たまに軽いワークショップが混じるような進め方でした。講師の方は英語話者でしたが、日本語へ同時通訳されていて不自由なく受講できました。通訳の方もおそらく日本語ネイティブではないと思いますが、すごく日本語が聞きやすかったです。英語を聞いてから日本語に翻訳するという流れではなく、Zoomの機能を使用して、英語を話している最中に日本語に同時通訳されるので、これはオンライン独自の良さなのではと思いました。
講習ではPOに必要なスキルセットやスクラムでの役割などを実例を交えて説明していただきました。POに必要なスキルの多さ、パワーの強さなど想像以上に難しい役割なんだなと感じました。
感想
POの理想像が見えたと思うので、現実的にどう適応させていくかなど、実際の現場で考えていくことが多いなといった印象でした。正直私の周りに理想的なPOとなれそうな人はいないですし、日本で見てもそうそういないのではないかなと感じました。と同時に、スクラムはPOに対する学習サイクルが少ないように感じました。スクラムのサイクルはやはり開発チームが主体となっていて、開発チームの学習や成長が起こりやすくなっていると思います。スクラムマスターも開発チームと近いので検査と適応を行いやすい立場にあると思います。それに比べてPOは開発チームと距離が遠く、嫌われやすいのではないかと感じました。開発チームがうまくアジャイルマインドを持てていないと、POはマネージャーや発注者のように見えてしまい、ノーと言われやすく孤立しやすいのではないか、特にトップダウンでPOに任命されてしまった人は不幸が重なり、孤立して辛い思いをしてしまいやすいのではないかと。
現実的に今アジャイルなりスクラムなりを必要としている企業ではPOが任命されてしまうことが多いのではと思います。そうすると不幸なPOが量産されてしまうのではないかと思ってしまいます。何かいいやり方はないかと考えながら、今のPOに優しくしようと思いました。
あと、講師の方がやたらとJI○Aをディスるのが面白かったです。