サラリーマンプログラマから

転職活動を機に始める浅はかなブログ

私はなぜ転職しようと思ったか

転職活動を行うにあたって、初心を忘れないように記事にしておこうと思います。この記事を書いている時点での私の考えや知識をそのまま記載していきます。
(なので、誤情報、誤解、思い込みなど多々あるかと思いますが、この記事内では訂正などせず、こんな思い込みをしていたのかwなど思い返せるようにしたいと思っています。)

現在の仕事について

現在、3次請け企業の社員として、客先に常駐して作業を行っています。客先常駐といっても、顧客からの直接的な作業指示などはなく、請負部屋のような部屋に、請負契約の数社が押し込まれているような状態です。
作業もある程度の権限を与えられていると思っており、Noと言える立場にあります。当然ですが、やめる用意はできているというのもあります。
自社には、私より年上の方も多く所属していて、このまま自社のキャリアパスに乗っていけば、一応は食べていけそうな状態です。
残業は、ここ2年ぐらいしていません。

転職を考えた経緯と目的

ズバリ、スキルアップです。このままでは口うるさい老害になってIT業界の発展を妨げてしまうのではないか、という危機感からスキルアップしたいと考えました。
さらに、年齢を重ねても最新スキルをキャッチアップして行くには、技術に対して真剣に向き合っている企業に行くのが一番だと思い、転職という手段を取ろうと決心しました。

転職先の条件

転職先として、Web系の自社開発企業を主軸に活動しています。これは今の所、技術に対して真剣に向き合っている企業が主にWeb系の自社開発企業にあると考えているからです。

なぜスキルアップできないと思うのか

現職ではなぜスキルアップできないと思うのか?に関して、私の思い込みをふんだんに入れ込んで書いていこうと思います。長い妄想話です。

昔々のお話

その昔、電子機器が今のように発展しておらず、コンピュータが会社に1台とかの時代があったようです。この時代では、プログラミング言語やプログラミング手法を知っている人が紙にプログラミングを行い、それをそのままパンチする人に渡していました。このパンチする人が、のちのコーダーと呼ばれる職になります。
この光景を見たどこかの偉い人は、プログラミングは単純作業(に見えた)なので給料安くていいだろと考えたとか。

少し時が過ぎて

プログラムの規模も大きくなり、効率的に開発を行う必要が出てきた時代。ウォーターフォール開発が主流となってきた時代。ユーザの要望を聞いて仕様に落とす人、仕様をプログラムしやすいように設計する人、設計からプログラムに落とす人、テストする人など、システムを開発するための役割分担ができた時代。
ここで、人々は間違ったのです。ウォーターフォールの工程と、金の流れを一致させてしまったのです。つまり、ユーザからの要望を聞く人が一番金を取り、プログラムを組む人、テストする人に金が流れない仕組みができてしまいました。さらに、上流 /下流などという名前までつけるという愚行を働いてしまったのです。 これにより、プログラムは軽視され、人々はユーザの要望をハイハイ聞くことを目標としてしまいました。突き詰めると、ユーザの機嫌をとりながら粗悪品を高く売りつけるのが目的になってしまったと言えるのではないでしょうか。嘆かわしい。

インターネットが発達してきました

インターネットが発達してきた時代。いい時代。プログラムの規模もどんどん大きくなり、開発に対する考え方も変わってきたのですが、ここで取り残される人々が出てきたのです。そうです、プログラムを軽視した上流の人々です。
ある人は相変わらず「バグが出ないのは当たり前だ」と声高に叫びます。その時代よりコード量は何倍にもなり、複雑度も同様にものすごく上がっているはずなのに。
そのことに気づいたある人は、「バグ出さないとかマジ無理だから、バグを早く直す方法を考えよう」と言いました。ネットワーク速度という物理的な問題が解決され、オンラインアップデートなど製品リリース後のアップデートが主流となりました。当然ある程度のバグを許容するので、リリースは早くなり、ユーザからのフィードバックも受けやすく、結果的に製品の質は上がっていくことになりました。誰かさんが細かいバグに関する適当に薄められた報告書に憤慨している間に。

今では

少なくとも、日本国内では二分化されていると思います。
技術力は当然必要で、その上でユーザを見てプロダクトを進めるため、優秀なエンジニアを雇用しようとする企業。このような企業は、業界自体の発展が自身の利益になることがわかっているため、大学に対する支援や、業界内のコミュニティに対する支援も活発です。素晴らしい。
かたや、プログラムは下っ端の仕事であって、プログラムを書かなくなって一人前と謳う、前時代的な企業。このような企業は馴れ合って、大企業の仕事を公共事業のように貪ります。それだけならいいのですが、自社開発とかを金かけずにやり始め、宝くじがあたるように儲からないか夢を見た挙句、自社開発製品を売れてないのに前面に押し出して、自社開発企業に擬態しようとする迷惑な企業が少なからず存在しています。そして若い才能と貴重な新卒カードをいたずらに消費させています。

私の現状を当てはめると

私の所属する企業も「自社開発企業に擬態しようとする迷惑な企業」なので、当然ながら、スキルアップは期待できず業界への貢献もできないと思っています。スキルアップできる可能性はありますが、運の要素が大きく絡み、自力では難しいので、転職した方が早いのは確かです。

この業界はもっと楽しく、もっと人のため、自分のためになるところだと信じて、どこかいい企業で仕事できたらと思いながら、転職活動をしていこうと思います。